鳥居耀蔵

まくり屋せいちゃん2

2006年09月06日 20:10

あまりメジャーな名前ではないかもしれないが、最近日経新聞でこの人の名前を見たのでブログに書くことにした。

天保の改革の際の彼のエピソードは陰険なものが多い。おとり捜査を常套手段とし、主人といってもよい水野忠邦ですら裏切ってしまうような陰険な人物で、当時の人々からはその名をもじって『妖怪(耀-甲斐)』の渾名を贈呈されるほど忌み嫌われた。ただ、水野忠邦が老中に復活すると、職務怠慢・不正を理由に解任され、身柄を讃岐国丸亀藩に預けられ、一生軟禁生活を強いられることとなる。

まあ、秘密警察の長官のような人物とでも言ったら分かり易いかもしれない。

ちなみに下記の画像は、鳥居が幽閉中に書いた書簡である。